認知症の母との日常

毛利邸に行ってきました。車いすで入場される際に気を付けたほうが良いこと

毛利邸

敬老の日の前日、母と妹と一緒に山口県防府市の毛利邸庭園に行ってきました。母の認知症が進行し車いすの生活になってからどこかへ遊びに出かけたというのは初めてです。


車イス仕様の福祉車両が大活躍

妹が福祉車両を購入してからというもの施設から母を外出させるのがとても楽になりました。驚くほど外出がしやすいのです。

道
福祉車両の購入で広がる行動範囲つい最近、妹が車を購入しました。後ろがスロープになった車椅子仕様の車です。まだ購入手続きをしたばかりで車両自体は今月中に納車という段階です。...
車いす
福祉車両(ホンダ 軽自動車)を購入して初めての外出で気づいたこと重度の認知症である母。数か月前までは自分で歩くことができていた母ですが、今は車いすの生活です。そうなると外出も難しくなってしまいます。 ...

それまでは、車の乗り降りひとつとっても本人にも介助する私たちにも負担が大きかったのですが、今は妹とふたりで次はどこに母を連れて行こうかと楽しく計画することができています。

福祉車両

そして最初に出かけたのが毛利邸

毛利邸

毛利邸内でいくつか戸惑ってしまったことが

少し涼しくなってきていたのですが、その日に限って夏に戻った?と思うほど暑い(汗)母に負担がかかっては…ということで、滞在時間は1時間程度だったのが残念でしたね^^;

毛利邸は下関市と防府市にあります。

毛利邸
毛利邸(もうりてい)は、毛利氏が近代(江戸時代後)に建てた邸宅である。現存する毛利邸には、山口県防府市にある毛利宗家の本邸(現在の毛利氏庭園と毛利博物館)と、下関市にある長府毛利家の邸宅(長府毛利邸)がある。
引用元:wikipedia

防府の毛利邸には母も妹も私も何度か行ったことがありました。なので毛利邸内のことはある程度知っていました。ですが車いすでというのは初めてだったので、一応ネットでもバリアフリー対応なのかということなど調べてから行ったつもりだったのです。

つもりだったのですが…いくつか戸惑ってしまったことがありました。

駐車場は毛利邸の外と中にあるにはあるけれど

毛利邸に入る前に駐車場があります。その駐車場内には車いす貸し出しが可能になっている事務所のようなところもあり、もちろん車いす専用の駐車スペースもあります。

が、その駐車場から毛利邸内に入るまでが少し遠い。しかも急ではないにしても坂になっているんですね。なので車いすでとなると少し大変かもしれません。

ちょうど管理人さん(?)がおられたので聞いてみると、「毛利邸内にも駐車場はあります」とのこと。車いすであればそちらに駐車されたほうが良いでしょうとのことだったので、その駐車場から出て進んでいきました。

…行けども行けども駐車場が見当たらない^^;

これ、駐車場あるの?
あったとしてもそこから歩いて戻って入園するの?
無理でしょ??

そのくらい車を走らせています。そうですね、1kmくらいはあったんじゃないかと。ようやくそれらしきものが見えたと思ったら、そこには「山口カンツリー倶楽部」の文字。

あれ?ゴルフ場に着いちゃったよ?

引き返そうとも思ったのですが、試しにその奥まで進んでみました。すると、そこには目の前に毛利邸が。

これ、めちゃくちゃわかりにくいですよ。わからずゴルフ場のところで引き返す人のほうが多いかもしれませんが、その奥に車を止めるスペースがありますので引き返さず奥に進んでくださいね。

ただ、毛利邸内ゴルフ場の駐車場はゴルフ場利用者さんのためのもの。その奥にある駐車スペースはそれほどたくさんの台数は止められません。車いす利用の方がおられるなど事情がある方のために空けておいてあげたほうが良いのかなと思います。

実際、私たちはその駐車スペースがなかったとしたら毛利邸内を見て回ることを諦めていたと思いますし。

毛利邸に入園してからも問題発生

駐車場に車を止めることが出来、目の前が毛利邸ということで無事入園できました。毛利邸内は砂利のところもありますが舗装されている部分もあるのでそこを進めば車いすでも大丈夫。

毛利邸 毛利邸

なのですが、ここでも問題が発生してしまったんです^^;

毛利邸内の紅葉などを楽しむ分には舗装されているところを進めば良いので問題はありませんが、毛利邸庭園に入園しようと思うと砂利の部分を進んでいかなくては入れません。車いすが一気に重くなります。それだけであればまだ良いのですが…。

庭園内は途中までしか進めない?

防府市の毛利邸は「博物館」と「庭園」が見どころ。どちらも見たかったのですが母の体力のこともありますし、紅葉が好きな母には庭園を見るほうが良いかなと庭園のみに。

ネットでバリアフリー対応状況は調べていましたが、念のため受付の方に「車いすでも入園は可能ですか?」と聞いてみました。

毛利邸

答えは「YES」。車いすでも大丈夫ですとのことでした。

私たちは安心して入場料を支払い入園。

入場料はこちらのページをご覧ください

毛利邸

樹齢何百年とも思われる素晴らしい松。綺麗に整えられた庭。時期的にまだ少し早かったのですが、少し色づき始めたもみじ。10月半ばくらいになるともっと見事な紅葉でしょうね。庭園内は結構広いのでお散歩するには丁度良いくらいの運動になりますよ。

毛利邸 毛利邸 毛利邸

この日は夏に戻ったかのような暑さだったとは言え、3人で緑を楽しんでいました。

ところが、ちょっと困った事態に。

毛利邸

このような段差があるところが出てきます。妹と私とで車いすを少し浮かせながら進めるところもありましたが、これは無理!というところもあって。

毛利邸庭園内は順路が示してありますが、その通りに進むと車いすでは途中までしか進めません。絶対に進むのは無理というところに行きあたってしまうんです。ぐるっと一周回って出口へ…ということはできません。

ただ、進めない箇所はありますが順路に従う必要はないとのことですので庭園内のほとんどは見ることができますよ^^

毛利邸に問い合わせてみた

今回、車いすの母を連れて毛利邸を利用させていただいてみて戸惑うところも多々あったかなと思いましたので、今後のために毛利邸に問い合わせてみました。

車いす用のトイレは毛利邸の外にしかない

車いすでの利用は可能ですし、車いす用の駐車場、トイレもあるにはあります。

車いす用の駐車場に関しては上記で書いたとおりです。問い合わせてみた答えも「新山口カンツリー倶楽部」の奥にある駐車スペースにということでした。駐車場に関してはそのことを知っていれば全く問題はありません。

が、うちだけでなく他の車いすでの利用者さんも一番困ることになるだろうと思われるのがトイレです。

車いす用のトイレは毛利邸の外にある大型駐車場内にしかないそうです。毛利邸内にはありません。もちろん毛利邸庭園内にもありません。庭園内にあるトイレは車いすでは利用できない仕様になっていました。

毛利邸

そしてあと1点。

博物館への入館は専用の車いすに乗り換えが必要

防府市の毛利邸は「博物館」と「庭園」が見どころでもあります。

毛利博物館は車いすでの利用も可能ですが館内用の車いすに乗り換えが必要。さらに、入館するには階段があって、そこは介助しながら階段を上る必要があるそうです。ご自身の車いすのまます~っと入れるようにはなっていません。

この時点でうちの場合は断念。介助しながら階段を上るということが今の母には厳しいので。

毛利邸はこれからの季節は紅葉もとてもきれいだと思いますし庭園も広くて見ごたえがあります。が、今回車いすの母を連れての利用をさせていただいて感じたのはもう少し何とかならないのかな…ということです。

防府市自体が穏やかでゆったりと時間が流れるようなところなので、静かに紅葉を楽しみながら美味しい空気を堪能するには毛利邸はとても良いと思います。もう少し車いすの方が利用しやすくなるような改善を期待したいですね。

特に車いす用のトイレが毛利邸内に無いというのは非常に困ります。

障害者手帳の提示で利用料が半額に

それと、障害者手帳を提示することによって本人と介助者1名まで半額になるそうです。

券売所でそのことは教えてくださらなかったですね。車いすでの利用は可能ですか?と聞いているにも関わらず^^;ちょっとしたことではあるのですが「障害者手帳をお持ちでしたら…」のひとことがあるのと無いのとでは印象が違うのかなと思います。

母が車いすでの生活になり、それまで見過ごしてきたこと、気づかなかったことがたくさんあることがわかりました。車いすで利用するとこういうところは本当に不便なんだとか。

10月半ばくらいには「花博」に母を連れて行こうと妹と話しているところです。今回は下調べが足りなかったところがありましたので、しっかり問い合わせてから行こうと思っています。

その時の様子もまたブログでご紹介しますね^^